電気工事って雨の日はどうしているの?作業に関する豆知識とは
「電気工事に関心があるけど、作業は危険かな」
「雨の日に電気工事は実施できるのか知りたい」
私たちの生活は電気無しでは立ち行かないですが、電気は自動で供給されるものではありません。
人力による電気工事なくして電気は来ないのです。
今回の記事では電気工事の作業に関して雨の日の作業有無を中心に解説します。
電気工事には屋内・屋外の作業がある
電気工事は普段の生活で目にする機会もあるかと存じますが、「屋内配線工事」を目にする機会が圧倒的に多いのではないでしょうか。
もしくは、LAN工事を始めとする電気設備に関する工事もオフィスを中心に見かけることが多いかもしれません。
こうしたよく見かける電気工事に共通していることは、「屋内」に関する工事である、という点です。
屋内の工事は配線工事を中心に日常生活を大きく支えている工事であるため、新築時はもちろんのことリフォームや点検などでも頻繁に行われています。
しかし、電気工事の種類とは屋内だけではありません。
電線を見てもわかるように、屋外工事も頻繁に行われています。
例えば、屋外にコンセントを増設するような工事も屋外工事に該当します。
街頭や信号機のメンテナンス、電車関係の工事なども全て屋外の電気工事です。
電気工事の種類はたくさんありますが、このようにざっくりと屋内・屋外の2つに分けることが可能です。
屋外の電気工事はこんな作業をしています
屋外の電気工事の作業は、新規工事とメンテナンス工事の2種類に分けられます。
新規工事は屋外に設置する設備工事、電線関係の工事などが挙げられます。
もう1つはこうした屋外の電気設備をメンテナンスする工事です。
屋外の設備は雨風や雪、紫外線などの影響をダイレクトに受けるため劣化しやすく、こまめにメンテナンスが必要です。
屋外の工事をメインとしている電気工事業者はメンテナンスを主体に実施しているところも多く、それだけメンテナンスに関する需要が大きいとも考えられます。
電灯などの照明が切れてしまったら街中には危険が増えてしまいますよね。
電気工事はインフラを支えるような側面もあり、必要な作業であれば夜中に従事して復旧にあたることもあります。
屋外の電気工事は注意が必要
鉄道関係の工事は電車の運行を妨げないように夜中に工事を行うことが基本です。
運行中は恐ろしいスピードで電車が走行しているので、どうしてもメンテナンスや新設に関する工事は夜中をメインに実施することになります。
一方で、街中で見かける電気の配線工事などは昼間に実施されています。
では、昼間の屋外における電気工事には危険は無いのでしょうか。
結論から言うと、「危険と隣り合わせ」です。
電気工事は信号機のように道路上の作業を至急で行う必要があったり、炎天下の中で集中して作業を行ったりする必要もあります。
こうした作業は屋内の工事とは異なり、交通整理を行いながら行います。
警備員を配置して大掛かりな工事を実施することもありますね。
電気工事の大敵は天気?雨の日はどうしているの?
電気工事の中でも屋外の工事は天候との闘いでもあります。
炎天下の作業も大変ですが、電気工事の最大の天敵は雨と言っても良いかもしれませんね。
あるいは雪も同じように該当します。電気工事において雨、雪など「水分」は大敵なのです。
なぜなら、水分には感電リスクがあるからです。
そこで、ここからは電気工事と雨について詳しく解説します。
電気工事と雨について|工事における危険な内容を解説
電気工事は炎天下の作業に関しては熱中症のリスクもあり、陽炎の中での作業は手元が狂うリスクもあります。
しかし電気工事のリスクは雨の日の方が高いのです。
例として、電柱には非常に強力な電気が流れていることはご存じでしょうか。
高圧電流と呼ばれる電気が流れており、慎重に慎重を重ねないと非常に危険な作業です。
雨の日は感電をするリスクがある以上、本来は避けるべき工事なのです。
ビリビリ、というダメージを受けたら大やけどだけではなく死に至ってしまいます。
しかし、どうしてもこの日に作業を終える必要がある、という場合に小雨程度であれば工事を実施することもあります。
雨の中の電気工事にはどう対処すべき?
わずかな雨であれば作業を行うことも多い電気工事ですが、感電のリスクがある以上対策を講じてから挑む必要があります。
特に電柱に関係する電気工事に従事をする場合には、絶縁ができる手袋や衣服をしっかりと身につけて実施を行います
また、防護服に身を包んで作業を行う必要があります。
感電リスクからは話が逸れますが、雨の日は手元が大変滑りやすいという問題もあります
手袋をつけて作業を行う以上、どうしても雨に濡れると手元が狂ってしまいます。
電柱を触れることすら滑りやすくなるので、炎天下の作業よりも格段にリスクは高いと知っておきましょう。
もちろん、大きな電気工事は地域一体を一度停電してから作業を行うこともありますし、台風などの影響により停電してしまった場合には早急に雨の中でも復旧作業に当たることもあります。
大変なリスクの中で作業をすることもあるのです。
屋外の電気工事の安全性を確保するコツ
電気工事に従事をする以上、屋外の電気工事などにも力を発揮する機会はあるかもしれません。
では、屋外の電気工事において安全性を確保するためにはどうするべきでしょうか。
電気工事士として現場で活躍する際には、次の2つのポイントを押さえておきましょう。
まず1つ目は「落雷を予想すること」です。
近年はゲリラ豪雨のように急に天候不良が発生する場合があります。
落雷は非常に大きなリスクです。
特に電柱の作業の場合には1回の落雷が作業者の死に直結してしまう可能性があります。
お気概の電気工事は中止を決めることも重要です。
落雷を予想した場合には作業の中止を検討しましょう。
2つ目は「連携」です。
屋内の電気工事は1人で作業をコツコツとこなす場合もありますが、屋外の場合にはチームで実施することが多いでしょう。
雨の日でもやむを得ず作業を行う場合には、チーム内の連携を意識することで作業効率が上がります。
大切な仲間と共に作業を行いましょう。
まとめ
この記事では屋外における電気工事に関して、安全性を確保するコツや注意点を総ざらいしました。
電気工事士として働く方から、電気工事に関心がある方まで、この記事がお役立ち出来たら幸いです。
電気工事には色んな種類の作業がありますが、共通していることは「暮らしに必要な工事」であることです。
安全性を確保しながら、効率よく作業を行いましょう。
福岡市早良区で電気工事をご検討されている方は、 源電工株式会社にお任せください。
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