新築時は不便を感じなくても、家族人数の変化や部屋の用途の変更などにより、電気工事の必要性を感じるときがあります。
特にスイッチに関する工事はご要望が多く、交換して便利にしたいと感じる方がいます。

そこで、今回の記事では電気工事の「スイッチ交換工事」に注目します。費用や施工内容に触れますのでご一読ください。

スイッチ交換はなぜ必要に感じるの？

住まいにおける電気工事は新築時や中古住宅の購入時には完成していることが多いですよね。

ご入居後に配線工事を行おうとすると、既存の壁に穴を開けるなど大掛かりな工事になりやすいため、基本の電気工事は入居前に完了しています。

しかし、電気の利便性は暮らしてみないとわからない側面があります。
コンセントがここにもあったら良いのになぁ、照明を増やしたいなぁ…などのご要望があれば、いつでも電気工事に依頼できます。

電気工事を担う電気工事士は、住まいが完成した後にも工事を実施することが可能です。
日常生活で電気設備関係で利便性を高めたい場合には、電気工事を依頼しましょう。

では、今回のテーマのスイッチですが、お客さまのなかには「スイッチを交換したい」方がおられます。
スイッチは照明などをオン・オフする際に使うものですが、なぜ交換の必要性を感じるのでしょうか。

その答えは以下の3つです。

1．長年の使用による故障
長年スイッチを毎日使っていると、押しても反応がないトラブルが発生する場合があります。
照明がつかなくなってしまうと生活に大きな不便をもたらしてしまうので、早急な修理が必要です。

また、オン・オフ自体はできても力を入れてスイッチを押さないと反応しない場合には、故障の前兆だと考えるべきです。
スイッチの強弱に関して反応が落ちてきたら、早めに電気工事士にメンテナンスをご依頼ください。

2．破損や汚損が目立つ
スイッチ自体には問題が無くても長年スイッチを使っていると、カバーの破損や汚損が目立つようになります。
スイッチカバー自体はDIYができる部分ですが、取り外しができないタイプのスイッチの場合、DIYはできません。

ちょっとした作業に見えるためご自身でできるように見えますが、スイッチの奥には非常に細やかな配線が通っており、電気工事士の専門分野です。

破損や汚損の交換もプロにおまかせください。

3．新しい機能を付けたい
スイッチも日々進化中です。新しいデザインのものもあれば、センサー付きのスイッチも登場しています。
大がかりなリフォームは高額の費用がかかりますが、スイッチの電気工事ならそこまで高額にはなりません。

ちょっとした機能が増えるだけでも利便性は一気に向上しますので、気になる機能を見つけたらぜひご検討ください。

スイッチ交換工事の注意点とは

電気工事は大変便利な工事で、ご依頼をいただくと照明やコンセントの増加、そして今回解説しているスイッチの交換工事もお手の物です。

しかし、スイッチ交換工事をご依頼いただく際には以下2つの注意点があります。

1．アパートやマンションの場合、管理者側の許可が必要
アパートやマンションにご入居されている場合、壁に付属しているスイッチを交換する工事は無断で行うことができません。

基本的に賃貸時や購入時に契約した際の窓口（管理組合大家・不動産会社など）に許可を求める必要があります。

利便性を上げるためにスイッチそのものを変えることは認められない可能性がありますが、故障による交換の場合は費用負担が不要の場合もあります。

物件によって規則が異なるので、まずは管理者側にスイッチに関して相談しましょう。

2．DIYはできない
電気工事はご存じの方も多いかもしれませんが、DIYができません。
特に故障時の点検は迂闊に触ってしまうと漏電や火災につながってしまう可能性があります。

電気に関する工事はこうしたトラブルを防ぐために国家資格を取得している電気工事士が施工することになっているのです。
少しだからいいや…と思うのではなく、プロの工事にしっかりと任せましょう。

以上の注意点はしっかりと守って、安心のスイッチ交換工事を実施しましょう。

電気工事でスイッチ交換工事をする際のメリットとは

電気工事でスイッチ交換工事をする際には、知っておきたい嬉しいメリットもあります。
ポイントは以下の2つです。

スイッチには機能性がいっぱい！豊富な種類を見てみよう

家庭内のスイッチをシンプルで一般的なものに統一している場合には、最新のスイッチに触れる機会は少ないかもしれません。

現在主流となっているスイッチの多くはオン・オフをタッチすることで操作するシンプルなものですが、オン・オフするだけのタイプにも豊富な種類のスイッチが販売されているのです。

せっかくスイッチを変える機会があるなら、デザインもしっかりチェックしましょう。

また、近年人気のスイッチには機能性がプラスされています。
主流となりつつあるのがパイロットと呼ばれるスイッチで、消灯や点灯が分かるようにスイッチに点灯機能が付加されています。

このスイッチは主に玄関や外灯の照明を屋内でオン・オフしたいときにおすすめです。
外まで消灯を確認しに行かなくても、オフを確認できるため大変便利です。

そのほかの外部設備についてもスイッチを使って、屋内でオン・オフしたいときも活用できる方法です。
ぜひご検討ください。

スイッチには「回転」タイプもあります

スイッチはポチッとオン・オフをする通常タイプのものもありますが、回転式のスイッチも販売されています。
主に照明の調整をする際に導入されるものですが、場所によっては乾燥や音響関係のしくみにも使われています。

一般家庭の場合は照明の明るさをほどよく調整したいときに導入されることが多いタイプです。
スイッチにはこのようにユニークなタイプも存在しています。

使用用途やデザインなど、じっくりと検討しながら比較してみてくださいね。

スイッチの施工費用は割安？施工内容は？

電気工事には配線工事などいろいろな種類がありますが、スイッチの簡単な工事の場合には基本的に1～2万円の施工費用で終わることが多いでしょう。

別途スイッチ本体の費用や遠方の場合には出張費が加算されることもありますが、ミニマムな価格帯ででき、数カ所程度なら1日で完了します。

万能な工事ですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

まとめ

今回の記事では電気工事の中でも割安でできる工事として知られる、スイッチ交換工事について注目しました。
スイッチは一見するとどれも同じに見えますが、実は多機能でユニークなタイプも多く、導入すると暮らしが劇的に向上します。

この機会にぜひ、簡単なリフォーム気分を味わえる電気工事を実施しませんか。