電気工事の流れを確認する方法とは|確認書や見積もり書を解説
日常生活に欠かせない電気を生活やオフィスの中で活かすためには、電気工事を行う必要があります。
建物の新築時に行われる電気工事ですが、リフォーム等の際には追加工事を行うことも可能です。
そこで、この記事では電気工事の「流れの確認方法」に注目します。確認書や見積もり書を解説しますので、お読みください。
電気工事の流れはどう確認できる?
暮らしに必要な電気を安全に利用するためには、ご自身で電気を勝手に配線し、建物内に引き込むことはできません。電気に関する工事全般は「電気工事士」と呼ばれる国家資格の保持者が従事する必要があります。
その理由は、電気は漏電や火災のリスクがあり、取り扱いの可能性を間違えると工事の作業者の人命にも影響してしまうからです。電気工事は流れに沿って適正に行う必要があり、作業手順を間違えないように注意が要ります。
では、電気工事の流れを工事従事者以外の方が確認するためには、一体どうすれば良いでしょうか。そこで、大切になる書類が「確認書」です。
確認書とは
電気工事を依頼すると、基本的に施工前に3つのステップを歩むことになります。
*まず1つ目は「メンテナンス」
*2つ目は「見積もり」
*そして3つ目が「契約」です。
電気工事を新築以外の場面で発注をする場合には、事前に施工主側の方にご要望があるケースが多いでしょう。例として挙げると、リフォームであったり、エアコン工事であったり、スイッチや照明の増設等が考えられます。
そのため、電気工事業者側に工事の要望を伝えると、その内容に沿って、電気工事業者側はメンテナンスを経て見積もりを作成します。見積もりの際には、具体的な工事内容への費用が書かれているため、ある程度電気工事の流れは推測できます。
しかし、具体的な内容を知るためには施工に関する確認書を一読することがおすすめです。
確認書とは施工要領書などとも呼ばれており、電気工事に関する「施工計画」が立案されているものです。作業の手順に関して書かれているため、工事の流れを把握することができます。
確認書の中では使用する製品の概要や、工事を要する場所などが記載されているほか、工事の注意事項についても確認できるようになっています。
見積書だけではわからない部分は、確認書を見ることがおすすめです。
特に一般家庭以外のテナントや、オフィスにおける電気工事は営業に差し障る可能性も高いため(ブレーカーを切って作業する時間帯があるため)、電気工事の流れを必ず確認するようにしましょう。
見積書とは
上記で少し触れましたが、電気工事における見積書は、施工全体の費用を見積もりしたものです。リフォームにおける電気工事などの作業の場合、個別のちょっとした電気工事よりも費用が高額となる場合があります。
そのようなときは、複数の電気工事業者に依頼をし、見積書を取得することがおすすめです。
業者によって工事に関する費用には差異があるため、まずは相場を確認するためにも見積書を3~4社ほど取得するようにしましょう。軽微な配線工事であっても、業者によって工事内容が異なります。
電気工事の流れを学ぼう|住宅におけるリフォーム電気工事の施工概要
電気工事にはさまざまな工事内容がありますが、私たちの身近な一般家庭における電気工事の流れとは具体的にどのようなものでしょうか。
この章では、電気工事の流れについて、住宅におけるリフォーム時の電気工事を基軸に施工概要を紹介します。
電気工事の具体的な流れ
リフォームをする際には、住まいの中の電気系統の悩みを改善するチャンスです。照明、スイッチやコンセントを増やすこともできます。リフォーム時には新築時からは変化したライフスタイルに合わせて、電気工事を検討しましょう。
リフォーム時の電気工事では、まずは施工主の方で今感じている電気系統の「不便さ」を洗い出すことから始まります。具体的な工事の流れは以下のとおりです。
1.電気工事の内容を検討する
2.電気工事士(業者)への依頼
3.配線工事などの計画立案、見積書の作成
4.確認書を通して工事内容の流れを把握
5.施工開始
6.完了
以上6つのステップで電気工事は流れていきます。
施工主の方が携わるのは1~4までの工程で、5に入ると電気工事士の専門分野です。
電気工事を依頼する際に知っておきたい2つのこと
電気工事を進めるにあたっては、施工主の方が住まいの中で感じている不満を電気工事士側に伝えていただくことが重要です。暮らしの中で「もっとこうならいいのに」を感じる部分について、紙に書き出してみましょう。
特に家族構成の変化(お子さまの誕生や介護の開始など)によって不便さを感じている場合には、リフォーム時の電気工事は絶好のチャンスです。そこで、電気工事を依頼する際に知っておきたい2つのことを紹介しますので、ぜひご一読ください。
1.家族全体で電気工事について話し合おう
リフォーム時には配線工事も含めて対応が可能です。家族全体で電気工事について話し合う機会を持ち、作業をなぜもらうべきか家族全体で決めましょう。特に洗面台などの水回りはコンセントが不足しやすく、家族が不満を持ちやすい場所です。
また、コンセントや照明を増やすと、今まで使っていなかったスペースを作業スペースやゲームコーナーに変えるなど活かすことができます。住まいの今後の在り方を見据えて、電気工事を依頼しましょう。
2.アンペア数の見直しも考えよう
電気は電力会社との間に契約をし、アンペア数を決めています。もしもリフォームを迎える段階で家族人数の増加や使用する家電製品の増加などにより、頻繁にブレーカーが落ちている場合にはこの機会にアンペア数を見直すこともおすすめです。
アンペア数を増やすと、使用できる電気容量も増やせるため、ブレーカーが落ちにくくなります。なお、ブレーカーが頻繁に落ちる場合は漏電や分電盤の老朽化の可能性もあるため、リフォーム時には電気系統のメンテナンスも併せて依頼するようにしましょう。
なお、集合住宅の場合には建物全体の配線や電気工事の関係上、アンペア数が増やせない可能性があります。管理組合にご相談ください。
まとめ
今回の記事では、電気工事の流れについて詳しく解説を行いました。確認書や見積書についても触れましたが、いかがでしたか。電気工事にはさまざまな施工方法がありますが、どのような工事を行うのかは施工主の方が決めます。
リフォーム時には電気に関する悩みや不満を家族間でしっかりと話し合い、納得できる電気工事を目指しましょう。
福岡市早良区で電気工事をご検討されている方は、 源電工株式会社にお任せください。
源電工株式会社
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