ブレーカーのダメージには電気工事を|工事内容や費用を解説
ご家庭内で電気を安全に使用・管理をするためには「ブレーカー」の存在が欠かせません。
ブレーカーは電気の過剰供給を遮断する役割があり、火災リスクを減らす重要な役割を担っています。
そこで、この記事ではブレーカーにダメージが起きた場合の電気工事に着目してお送りします。
工事内容や費用もご参考ください。
ブレーカーの落ちる、とはどういう意味?
エアコンなどの消費電力が大きい家電を複数稼働した時に、電気が一気に消えてしまう経験をしたことはありませんか。
この現象は一般的に「ブレーカーが落ちる」という表現で言い表されています。
では、ブレーカーが落ちるとは具体的にどんな現象を指すのでしょうか。
ブレーカーが落ちるとは、分電盤の中にあるレーカーが電気の遮断を決断した、という状態です。
契約ブレーカー
私たちの暮らしに欠かせない存在である電気は、自動的に供給されるものではなく、電力会社との契約によって供給が決定されています。
都心部で有名なある電力会社では、10アンペアから60アンペアの契約を用意しており、契約後に基本料金を支払うことで電気が使用できるようになります。
使用予定の家電数などによって契約内容を選択することができますが、契約アンペア数を超える電気供給は行われないため、家電製品を複数稼働する場合にはアンペア数をしっかり見極めたうえで電力会社との契約を交わす必要があります。
漏電ブレーカー
漏電ブレーカーは漏電を察知したら稼働するブレーカーで、家電製品の不具合や配線トラブル時などに稼働します。
電気トラブルを未然に防いだ証拠であり、もしも漏電ブレーカーが作動した場合には早めのメンテナンスがおすすめです。
安全ブレーカー
分電盤の役割はブレーカーを収納するだけではありません。電気を必要な部屋へと供給する役割も担っています。
過電流に反応して稼働するブレーカーです。
ブレーカーはトラブル回避のために作動する
上記で紹介のとおりブレーカーには色んな種類がありますが、ブレーカーが稼働する場合には電気に関するトラブルを未然に回避した、と考えられます。
契約アンペア数以上の電気を求めようとしたり、一つの部屋で過度に電気を使おうとして回路を遮断したりと、電気の過剰な使い方を回避するために稼働します。
また、漏電を感知したら速やかに電気供給をストップし、火災リスクを避ける働きも担っています。
ブレーカーは、電気にまつわるトラブルを未然に防ぐお助け役として活躍しているのです。
ブレーカーには寿命がある?ダメージのサインとは
さまざまな電気トラブルを感知して回避してくれるブレーカーですが、いつまでもブレーカーが元気に稼働してくれるわけではありません。
ブレーカーにも寿命があり、ダメージが進行するとトラブルを察知できなくなります。
では、ブレーカーのダメージにはどんなサインがあるでしょうか。
ブレーカーのダメージサインは3つ!
ブレーカーのダメージサインは主に3つ挙げることができます。
まず1つ目は「頻繁にブ落ちる」というトラブルです。
使い方には問題がないにもかかわらず、ブレーカーが過剰に稼働してしまう背景には、ブレーカー自体の劣化が考えられます。
ブレーカーの耐用年数は10年程度~15年程度とされているので、ひょっとすると寿命を迎えている可能性もあります。
いずれにせよ「頻繁に落ちる」、ということは電気系統やブレーカーにまだ判明していない問題が起きている可能性が高いため、早急にメンテナンスを依頼するようにしましょう。
2つ目は「分電盤の変色やひび割れ」です。
ブレーカーが入っている分電盤も古くなり、劣化してしまうことがあります。
分電盤内が焦げているような変色をしていたり、全体的にひび割れが進行している場合には、交換の時期です。
分電盤全体が損傷している可能性があるので、こちらの症状も見つけたら早急にメンテナンスを依頼しましょう。
最後に3つ目は、「電気供給が不安定なときがある」です。電気供給は安定しているはずなのに、照明がちらつくような症状があったり、ドライヤーやエアコンなどが変速的な風の供給をしたりと異変を感じたら危険が迫っている場合があります。
ブレーカーが起因のトラブルの可能性もあるため、こうした症状を見つけた場合も早急にメンテナンスをご依頼ください。
ブレーカーは電気工事が必須!設置・トラブルもご依頼を
ブレーカーは電気の供給・管理を行う大切なものであり、ブレーカーを収納している分電盤は家の電気供給の要となる機器です。
そのため、ブレーカー周りで何かしらの異変を察知した場合には、ご自身で修繕を実施するのではなく、早急に電気工事の専門家にご相談ください。
分電盤やブレーカー関係の点検・修理や設置についてはDIYできず、国家資格を有する電気工事士の専門分野に該当します。
では、電気工事によってブレーカーを修理する場合にはどんな工事が行われ、費用はどのぐらい必要なのでしょうか。
ブレーカーの修理内容と工事費用の概要
ブレーカーの不具合によって修理を実施する場合、ブレーカーを交換する、もしくは分電盤全体を交換する電気工事が実施されます。
分電盤全体を交換する場合、分電盤本体の費用と工事に関する費用を合算する8~10万前後が相場です。古くなったブレーカーの回収費用なども含んでいます。
一部のブレーカーを交換するだけの場合は部品代と工事に関する費用で5万円程度~8万円程度が相場です。
なお、作業内容や配線工事も合わせて行う場合などは別途費用が加算されます。
修理や費用に関しては電気工事業者によって費用にバラつきがあるため、複数の電気工事業者に見積もりをご依頼されることがおすすめです。
また、工事費用だけを見るのではなく、工事内容に関する説明や不具合の理由などもきちんと解説してくれる電気工事業者を選ぶようにしましょう。
電気は一歩誤った管理をしてしまうと、大きな火災を引き起こす原因になります。
適正にメンテナンスを行い、安全にブレーカーを活用していきましょう。
まとめ
この記事ではブレーカーに起こるダメージについて解説し、修理の際に行われる工事やその費用についても詳しく解説を行いました。
電気は専門家である電気工事業者・電気工事士におまかせいただくことが大切です。
トラブルのないブレーカーや分電盤の運用のためにも、ちょっとした異変でもまずは専門家にご相談ください。
福岡市早良区で電気工事をご検討されている方は、 源電工株式会社にお任せください。
源電工株式会社
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